MacBookを有線LANで光回線に接続する方法(安定性重視の作業環境)
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MacBookにLANケーブルをつなぎたい。でも挿す場所がない…。そんな悩みを解決する有線LAN接続の方法を、私の体験談とともに紹介します。
必要なものと接続方法
最新のMacBookシリーズには有線LANポートが搭載されていないため、アダプターが必須です。現在はMacBook Pro 14インチで作業していますが、以前使っていたIntel版 MacBook Pro 16でもM1 MacBook Air 13でも、同じように有線LANで接続できます。
必要な機器
- USB-C to Ethernet変換アダプター:MacBookのUSB-Cポートに接続して有線LANを使えるようにします
- LANケーブル:モデムやルーターとMacBookをつなぐために必要です
私は現在「PowerExpand+ 5-in-1 USB-C イーサネットハブ」を使用しています。HDMIポートやUSB-Aも搭載されており、ディスプレイ出力も同時にできて便利です。以前はBelkinのEthernet変換アダプターも使っていましたが、多機能性を求めて買い替えました。
LANケーブルの選び方
LANケーブルは「カテゴリ6(CAT6)」以上のものを選びましょう。これにより1Gbpsまでの高速通信に対応できます。
おすすめポイント
- カテゴリ6以上:1Gbpsの通信速度に対応し、安定した高速通信が可能
- フラットタイプ:薄くて扱いやすく、床や壁沿いに這わせるのにも邪魔になりにくい
- 長さは用途に応じて選択:MacBookとモデム間の距離がちょうどよい長さにする
接続手順(詳細ガイド)
- MacBookのUSB-Cポートに変換アダプターを接続する
- アダプターのLANポートにLANケーブルを挿し込む
- LANケーブルのもう一方を光回線のモデムまたはルーターに接続する
- Wi-Fi接続をオフにする(任意ですが、接続確認がしやすくなります)
- Macの「システム設定」→「ネットワーク」から接続状況を確認
基本的には接続するだけで自動認識されますが、初めて接続する場合は設定画面で「USB LAN」などの表示を選択し、「接続」をクリックする必要があるかもしれません。
私は当時「楽天ひかり」回線を使っていた時は、公式サイトの案内に沿って接続しました。
※プロバイダーによって設定方法が異なる場合があります。私が「楽天ひかり」を使用していた際は、公式サイトの案内に従って接続しました。ご利用のプロバイダーの指示も確認することをおすすめします。
回線速度の実測結果
2025年4月6日、iPad mini 6 / BIGLOBE(ビッグローブ)を使用して有線LANとWi-Fi接続の速度を比較測定しました。
結果は以下の通りです。
有線LAN接続の結果

- ダウンロード速度:91.2 Mbps
- アップロード速度:91.3 Mbps
- レイテンシ:2ミリ秒
Wi-Fi接続の結果

- ダウンロード速度:66.4 Mbps
- アップロード速度:56.3 Mbps
- レイテンシ:5ミリ秒
両方の接続方法で「インターネット速度は非常に高速です」と評価されており、「同時に複数のデバイスでのHD動画のストリーミング、ビデオ会議、ゲームを処理できます」とされています。
しかし、数値を比較すると有線LANの優位性は明らかです:
- ダウンロード速度:有線LANが約1.4倍高速
- アップロード速度:有線LANが約1.6倍高速
- レイテンシ:有線LANが2.5倍低い(より高速な応答)
特にアップロード速度とレイテンシの差は、オンライン会議やクラウドへのファイルアップロード、リアルタイム性が求められる作業において、作業効率に直結する可能性があります。同じデバイスでも接続方法によってこれだけの差が出るのは興味深い結果でした。
2020年8月のMacBook Pro 16 / 楽天ひかり回線での有線LANの速度測定結果は、
やっと念願の高速ネットを手に入れました!しばらく1Mbps未満の制限速度だったため、感動しかない。
— あみ ⌘ シンプル+彩り (@amiiro_u) August 1, 2020
モバイルWifiを卒業して、楽天ひかり回線です。 pic.twitter.com/HL10Y7NNt0
下り250Mbps・上り260Mbpsと非常に快適でした。
実際の体感としては
- クラウドストレージの同期が一瞬で完了
- オンライン会議での映像・音声の遅延がほぼなくなる
- 大容量ファイルのアップロード・ダウンロードが格段に速くなる
Wi-Fi接続と比較しても、有線LANは約1.5〜2倍の速度が出ることが多いです。
有線LANを選ぶメリット
「なぜ今どき有線LAN?」と思うかもしれませんが、私がこの方法を選んだのには、はっきりとした理由がありました。
- 安定性の確保:Wi-Fiは電波干渉などで不安定になることがありますが、有線は常に安定した接続を維持
- 最大速度の実現:特に上り通信では、Wi-Fiよりも有線の方が高速な場合が多い
- 緊急時の接続手段:私の場合、ルーターが届く前に回線工事が完了し、すぐに接続確認が必要だった
- 在宅ワークの効率化:安定したネット環境は、オンライン会議やクラウド作業に不可欠
ノートパソコンの良さである「どこでも使える自由さ」は少し減ってしまいますが、デスクワーク中心の作業環境では、有線LANの安定性と速度は大きなメリットになります。
対応機種について
この接続方法は、USB-Cポートを搭載した以下の機種で利用可能です。
- MacBook Pro(2016年以降のモデル)
- MacBook Air(2018年以降のモデル)
- iPad Pro/Air(USB-C搭載モデル)
- iPad mini 6以降
私自身、iPad mini 6でもこの方法を試しましたが、ハブとLANケーブルを繋いでWi-Fi接続をオフにするだけで、すぐに有線LAN接続に切り替わりました。
まとめ
Wi-Fiが便利な時代ですが、MacBookで作業効率や安定性を求めるなら、有線LANは今でも強力な選択肢です。
MacBookを有線LANで接続するには
- USB-C to Ethernet 変換アダプター(多機能ハブがおすすめ)
- カテゴリ6以上のフラットLANケーブル(フラットタイプが使いやすい)
もしあなたが在宅ワークや大容量通信を扱う機会が多い方には、特におすすめの接続方法です。